お知らせ

日本の人口が42年ぶりに1億2000万人を下回る時代へ(2026/8/28)

~人口減少社会で中小企業が生き残るために、本当に取り組むべきこと~

こんにちは。社会保険労務士の綾部です。

先日、大きなニュースが報じられました。

日本人の人口が42年ぶりに1億2000万人を下回ったというものです。

総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、日本人の人口は約1億1973万人となり、17年連続で減少しました。減少数・減少率ともに過去最大となっており、日本は本格的な人口減少社会へと進んでいます。

このニュースを見て、

「日本の将来が心配だな…」

と思われた方も多いのではないでしょうか。

しかし、この問題は決して国だけの問題ではありません。

中小企業の経営そのものに直結する問題なのです。

今回は、人口減少社会の中で、中小企業が今から取り組むべきことについて考えてみたいと思います。


人口減少が企業に与える影響

人口が減るということは、

単純に「人が少なくなる」という話ではありません。

企業経営には大きく3つの影響があります。

① 働く人が減る

最も大きい影響は、人材不足です。

若い世代が減れば、

当然ながら採用は今まで以上に難しくなります。

求人広告を出しても応募が来ない。

採用してもすぐ辞めてしまう。

そんな悩みを抱える会社は、年々増えています。


② お客様も減る

人口が減れば、

市場そのものが小さくなります。

特に地域密着型の企業ほど、

お客様の数が減少する影響を受けやすくなります。

これまでと同じやり方では、

売上を維持することが難しくなるでしょう。


③ 社会保障の負担が増える

少子高齢化が進めば、

現役世代一人あたりの社会保障負担は重くなります。

企業にとっても、

社会保険料や人件費への対応は重要な経営課題となっていきます。


「人がいない」のではなく、「選ばれない」

最近、経営者の方から

「人がいない」

というお話をよく聞きます。

もちろん、それも事実です。

しかし私は、

「人がいない」のではなく、「選ばれる会社」と「選ばれない会社」の差が広がっている

と感じています。

同じ地域でも、

採用できる会社と、

何年も採用できない会社があります。

その違いは何でしょうか。


これからは「採用」より「定着」

人口減少社会では、

新しい人を採用することより、

今いる社員に長く働いてもらうこと

の方が重要になります。

例えば、

・働きやすい職場づくり
・人間関係の改善
・公平な評価制度
・キャリアアップの仕組み
・福利厚生の充実

こうした取り組みが、

会社の未来を左右する時代です。


給与だけでは選ばれない時代

もちろん、

給与は大切です。

しかし、

給与だけで会社を選ぶ時代ではなくなっています。

特に若い世代は、

・この会社で成長できるか
・将来が安心できるか
・人間関係は良いか
・仕事にやりがいがあるか

という点を重視する傾向があります。

つまり、

「働きたい会社」になること

が何より重要なのです。


中小企業が今すぐ取り組むべき5つのこと

① 採用活動を見直す

求人票を何年も変えていませんか?

仕事内容だけを書いた求人では、

なかなか応募は集まりません。

会社の魅力や理念、

働く人の想いを伝えることが大切です。


② 人事制度を整える

頑張った人が評価される。

役割が明確になっている。

将来のキャリアが見える。

こうした仕組みが、

社員の安心感につながります。


③ 業務を効率化する

人口が減るということは、

少ない人数で仕事を回さなければならないということです。

DXやクラウドシステム、

給与計算や勤怠管理の効率化など、

「人にしかできない仕事」に集中できる環境づくりが必要です。


④ 福利厚生を充実させる

例えば、

・企業型DC(企業型確定拠出年金)
・健康経営
・柔軟な働き方
・資格取得支援

こうした制度は、

「この会社で長く働きたい」

という安心感につながります。


⑤ 管理職を育てる

離職理由として多いのが、

「上司との人間関係」です。

これからは、

指示するだけの管理職ではなく、

部下を育てる管理職が求められます。

コーチングや1on1など、

コミュニケーション力を高めることも重要です。


人口減少は「危機」でもあり「チャンス」でもある

人口減少は止められません。

だからといって、

悲観する必要はありません。

実際に、

人口が減る中でも成長している会社はたくさんあります。

その会社に共通しているのは、

「人」を大切にしていることです。

社員が辞めない。

社員が紹介してくれる。

社員が会社を好きでいてくれる。

そんな会社は、

人口が減っても選ばれ続けます。


綾部事務所がお手伝いできること

社会保険労務士法人綾部事務所では、

人口減少社会を見据えた

・採用支援
・人事制度構築
・給与制度の見直し
・企業型DC導入支援
・労務DX
・管理職研修
・ハラスメント対策
・定着支援

など、

「人が集まり、人が辞めない会社づくり」

をサポートしています。

法律への対応だけではなく、

経営の視点から、

会社の未来づくりを一緒に考えることが私たちの役割です。

「採用がうまくいかない」

「社員が定着しない」

「この先10年の会社づくりを考えたい」

そんなお悩みがありましたら、

ぜひお気軽にご相談ください。


最後に

人口減少は、

すべての企業に平等に訪れます。

しかし、

その未来は平等ではありません。

変化に対応した会社は成長し、

変わらなかった会社は厳しい時代を迎えるでしょう。

だからこそ今必要なのは、

「人が減ること」を嘆くことではなく、

「人から選ばれる会社になること」。

人口減少は、どの会社にも平等に訪れます。しかし、「人が辞めない会社」をつくることは、経営者の意思と行動で変えることができます。

採用に100万円かける会社よりも、今いる社員が「この会社で働き続けたい」と思える会社の方が、これからの時代は強い。私はその仕組みづくりこそが、これからの社会保険労務士の役割だと考えています。

綾部事務所は、これからも経営者の皆様とともに、人を大切にしながら成長できる会社づくりを全力でサポートしてまいります。

参考資料

・総務省統計局「人口推計」 (総務省統計局

総務省住民基本台帳人口動態調査(日本人人口が42年ぶりに1億2000万人を下回る) (デイリースポーツ

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